物置整理でWROOM-2を数枚発見、無線運用に活用したいと思います。まずは治具作成から。
インチピッチ変換
ミリピッチなのでインチ変換します。裏面パッドにはベタアースが必要ですけれど蛇の目基板なのでとりあえず穴をあけてGNDを結線しておきます。
ライターの作成
回路
WROOM-2へのプログラムの書込・boot切替えは次ピンです。
GPIO15 | GPIO0 | GPIO2 | |
書込 | LOW | LOW | HIGH |
ブート | LOW | HIGH | HIGH |
なおGPI0をLOWにしたときにいったんRSTをLOWにする必要があります。Arduino IDE+シリアルはアップロード時に両信号を変化させますので、それをトリガーにすれば自動のアップロードが可能です。
今回はスイッチサイエンス販売のXian DIY ESP-WROOM-2の回路図をつかわせてもらいます。ありがとうございます。同回路ではSW1(RSTのLOW用)とSW2(GPIO0のLOW用)があるので手動の書き込み制御も可能です。
74HC02で信号判定をしていますが、74LS02でも動くと思います(多分)。アマチュア工作の王道です(?)。
またTR2個と抵抗でフリップフロップを構成すれば同様のことが出来ます。同社の別のボードの回路で採用されています。あるいはATTiny12/13あたりを使っても(以下略)。
製品では3.3Vレギュレータが組み込まれています。WROOM-2の消費電流を考慮にいれた設計です。でも今回は単純な動作確認が出来ればいいので、シリアル変換IC(FT232RL)の内部レギュレータを使います。ただし最大出力が50mAなので実用治具としては失格です。動作確認後に外部レギュレータをつけるということしました。
作成
なにも考えずにしこしこ配線します。
ブレッドボード配線用のピンコネクタが欲しいので、コネクタを2列にしたアダプタも作ります。内側(黒)のコネクタがWROOM-2用、外側(赤)がボード配線用です。
動作テスト
WROOM-2用ボード情報はArduino IDE ボード画面からインストールできます。
(基本設定の追加ボードマネージャURLに http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json を加えて上で行います。)
スケッチ例としてBlinkをコンパイル・アップロードして確認しました。
なおReset Method: 設定は”no dtr(aka ck)” である必要があります。
LED出力に14ピンを指定し該当コネクタ部分にLEDをさしてチカチカしたということです。
というわけで二つ目のライターを作ることにします(あ、レギュレータも必要か)。